日本と台湾の懸け橋に

店主の想い

ある日、自分の夢に向かって生きていこうと決意しました。


自分に何ができるのか、何がしたいのか、何をすべきなのか。


私は昔食べた、本物の中華まんを思い出したのです。


 


十数年前、私は中国で本物の包子(パオズ)(中華まん)に出会いました。


中国の包子(パオズ)は、信じられないぐらいにおいしくて、これまで日本で食べていた中華まんはなんだったんだとカルチャーショックを受けました。


 


中国人が普通の生活で当たり前に食べているおいしい包子を、日本人は知りません。


冷凍肉まんの味しか知らない日本人に、本物の包子はこんなにもおいしいんだと、知ってもらいたい。


ほんものの包子を広めることは、日中の架け橋になる。


 


私は包子(中華まん)屋を開こうと決心をしました。


でも、作り方が分かりません。本場へ修行に行くしかありません。


 


アジア9カ国、46都市を訪れた中で、一番おいしくて印象に残っている包子は、台北・士林 夜市の生煎包(焼き包子と命名)でした。 その焼き包子を教わりに行こうと、その屋台へ直接お願いに行きました。


はじめは信じてくれませんでしたが、熱意で押して、それなら試しにやってみたらいう感じで、修行の許可をもらいました。


3日で根をあげると思われていた予想をくつがえし、その後、1年6カ月の修行期間を経て、出店の許しもいただきました。


出店後

店を出してから、気づいたことがいくつかあります。


中国人のお客様がほんとうにたくさんいらっしゃいまして、ひとりでたくさん買われていきます。


日本にいる中国人の方も、中国では普通に食べていた包子が日本では食べられないから、当店に来られるのだと分かりました。


予想外でしたが、この点でも、架け橋になっています。


 


また、日本人のお客様も包子の美味しさに感動してくださる方がいらっしゃって、同時に「幸せだなー」と小さくつぶやく方が何人もいらっしゃるのです。食べ終わってから、わざわざもどってくださって「ごちそうさまでした」「おいしかったです」「また来ます」と声をかけてくださるお客様も多数見えます。


 


たかだか160円の小さい包子ひとつで、お客様に感動と幸せを感じてもらうことができる。


そして、そんなお客様の言葉が、私やスタッフにとって、なによりもありがたく、この仕事を始めてよかったという気持ちにさせてくれます。


感動と幸せは、私どもからお客様へ与えているだけではなく、お客様から私どもへも与えてもらっていたのです。


 


すべての包子を同じようにおいしく作り続けるのは、とても難しいことですが、お客様の言葉 を聞くたびに気合がはいり、ひとつひとつを真剣に心をこめて作らせていただいています。


これからも店主はじめ、スタッフ一同、皆様に感動と幸せを与えて、又、与えてもらうように精 進していきます。


大上海煎包について

店主が修業したお店。


台湾で最初に『生煎包』を売り出した元祖。


あまりのおいしさと行列ぶりに、他店も続々と真似をして、『生煎包』を士林夜市の名物に押し上げた立役者的お店。


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